カテゴリー : 研究論文-
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2024/09/22
ずっと前の研究
2024/07/22
初っ端
KS さんに自分の論文を送ったところ、最初のページに「接頭辞優先 (suffix preference)」とあるのは「接尾辞優先」の間違いですか、とご指摘をいただきました。ぐわわわーん。初っ端が間違ってた。こりゃ、ひどい。suffix ですからね。
まあ、その後は大丈夫でしたが、それにしてもね。すみません。『形態論と言語学諸分野とのインターフェイス』第3章 「形態論と強勢のインターフェイス」p. 71, 最初の文です。とほほ。
2024/02/13
「英語さん」
僕ら大学院生のうち、TN さんが「どういう風に論文を書けば良いですか」と葛西清蔵先生に訪ねた時のことを思い出しました。「『英語さん』という女の人がいたとするでしょ。その人に『私のことを良くわかってくれてありがとう』と言ってもらえるように書くんだよ。」
僕もやっと少しわかってきたような気がします。
2022/11/30
動詞と副詞の語順の変化
「英語における動詞と副詞の語順の変化」という論考を『コーパスからわかる言語変化・変異と言語理論 3』(小川芳樹・中山俊秀 編、開拓社,2022 年 12 月)に載せていただきました。「副詞ー動詞」という語順が「動詞ー副詞」となり、また「副詞−動詞」に戻ったこと、そしてそれは古フランス語の借用と英語リズムの復権による(複合)語強勢位置の変化による、という論旨です。また突拍子もないことを、と言われそうですが、一生懸命考えています。目を通していただけたらと思います。
2022/02/09
主語と助動詞の倒置
昨日の続きです。なぜ英語は主語と助動詞を倒置するのか、は実は難しい問題で、はっきりとした答えは出せません。調べてみたところ、疑問文で倒置するのはインド・ヨーロッパ語族に限られ、特にゲルマン諸語のような強弱リズムの言語に見られることがわかりました。そして動詞ではなく助動詞のみを倒置するのは、おそらく英語だけです。これはいったいなぜなのか、また次回(いつか?)に続きます。すみません。
2020/11/27
バスク語研究書
スペインのバスク地方、パンプローナからバスク語の研究書が届きました。昨年2019年の3月に行ったバスク語学会が50周年で、その会議録です。(本当に)恥ずかしながら、英語で研究発表して、その論文を載せてもらったのです。ほとんどがバスク語とスペイン語で書かれていて、僕にはあまりよく分からないのですが、素敵な青い表紙です。
http://www.culturanavarra.es/es/fontes-linguae-vasconum-50-urte
2019/11/13
新刊書の一章
開拓社から新刊『言語におけるインターフェイス』が出ました。僕は「右側主要部規則と語強勢の類型論」という章を書いています。これは、"Righthand Head Rule and the typology of word stress," KLS 37, 253-264. Kansai Linguistic Society (2017) の内容を日本語にして、加筆修正したものです。規則の例外は語末近くに強勢を持つ言語だと論じています。お目を通していただければ幸いです。
2019/10/03
バスク語の研究論文
スペインのバスク地方からメール。3月にパンプローナのバスク語学会に発表に行って、本を出すから、と論文の招待をもらったので、書いて送っていました。査読でオーケーになったと。ありがたいことです。書き直しの仕事がまた入ったことになりますが、受諾ならば気持ちは楽。またバスク語に向き合います。
2019/07/16
Phonological Externalization vol. 4 公開
研究誌 Phonological Externalization vol. 4 を大学図書館のリポジトリで公開しました。1冊分あるいは各論文ごとにダウンロードしていただけます。どうぞ、よろしく。
https://sapporo-u.repo.nii.ac.jp/index.php?action=pages_view_main&active_action=repository_view_main_item_snippet&index_id=820&pn=1&count=20&order=7&lang=japanese&page_id=13&block_id=17
Phonological Externalization volume 4 (2019)
Akitaka Yamada
Contiguity Theory and Crystallization: Wh-Phrases and Concord Adverbs in Japanese
Ryuichiro Hirata
PF Interface Approach to P-Stranding Generalizations in Welsh
Masashi Totsuka
Cartography Meets Labeling Algorithm
Kayono Shiobara
Interpretation of an XP-YP Structure at the Interfaces: A Division of Labor between Syntax and Phonology
Kuniya Nasukawa
Phonetic linearisation of morpheme-internal phonological structure
Jiro Inaba
Case and Ordering in Prepositional Phrases in German
Atsushi Fujimori, Noriko Yamane, Mineharu Nakayama, Noriko Yoshimura and Ian Wilson
The Perception of L2 Information Focus Marking
Hisao Tokizaki
Word-Stress Location and the Order of Subject and Verb: Preliminary Data Analysis
2017/04/26
Phonological Externalization vol. 2
研究プロジェクトの報告書を兼ねた論文集、Phonological Externalization vol. 2 を印刷製本しました。PDF 版はできていたのですが、紙版は遅くなっちゃいましたね。レターパックで執筆者に郵送。近々、大学のリポジトリでも公開する予定です。ご希望があれば、PDF版をお送りいたします。tokiアットsapporo-u.ac.jp へどうぞ。
2016/07/22
レビュー論文
英語学会の機関誌 English Linguistics 33巻1号が出版になり、僕のレビュー論文 Prominence and structure of compounds も掲載していただきました。Kunter (2011) の本をレビューして、さらに自分の考えを述べたものです。謝辞にも書きましたように、お二人の査読者の方にはご指摘とコメントに感謝いたします。また編集の方々には、お手数をおかけしまして、すみませんでした。そして、この論文を HZ さんに捧げます。
この本は、1年以上かけて、2回、お風呂の中で読みました。著者に会ったら言ってあげたい。
2015/03/03
自説の弁護
「統語から音韻への最小写像の弁護」A Defense of Bare Mapping from Syntax to Phonology という小論を紀要に書きました。2008年の本などに書いてきた、ささやかな理論について、雑誌 English Linguistics (2014) の書評の1部で批判的に書いてもらったので、それに答えるという内容です。これから校正なので、刊行は4月になりそうです。
2015/01/10
論文2
英語学会のプロシーディングズに載せてもらう論文書き。なんとか書き終えて、直して、送付。またまたギリギリ。連続締切は厳しいです。頭では予定をわかってるんだけど、いつのまにかレッドゾーンに突入しちゃってるからな。ともかく、昨年 2014 年の International Spring Forum で発表した、Stress and Restrictiveness in Phrase and Compound というものを書きました。JELS 32 に掲載される予定です。
それでも口頭発表だけじゃなくて論文に書くと、はっきりと内容が深まりますね。発表したきりになっているものを、思い出して、ともかく書きたいと思います。できるかな。
2015/01/07
論文1
締切の、科学研究費成果報告書に載せてもらう論文を書く。どうにか完成して送付。またギリギリだった。「必異原理と生成統語論」という題。昨年から、そんなことを考えています。うまくいかないかもしれないけれど。将棋の羽生さんも、新しく始めたことの半分以上は成功しない、ということを書いてたっけ。
2014/12/01
中国語の韻律と主要部位置
大学の紀要に、中国語の韻律と主要部位置についての論文 "Prosody and Head-directionality in Chinese" を掲載していただきました。声調記号を使ったため、校正が大変で、直りきっていないかもしれません。間違いを確認して、このサイトのファイルにアップしたいと思います。
2012/03/14
科学研究費成果論文
チームでいただいていた科学研究費補助金の成果報告書をまとめていただきました。僕も「音韻と統語の普遍的相関」という論文を載せていただきました。4年間発表してきたものを、初めて日本語で短くまとめたものです。どうれ、と思われる方は、左の「ファイル」タブをクリックして、アップロードした原稿をダウンロードして下さい。
3泊4日、東京から京都への学会旅で疲れました。司会をしただけなんですけど、体力ないな。
2012/02/23
カラー印刷費
今回の論文では、地図を載せたため、4ページがカラー印刷になっています。これは、余分にかかったお金をどうするか、という問題を編集委員会で引き起こし、執筆者負担という規則ができました。あいにく年度末で研究費を使い切っていたため、私費。◯万円。早めに概算を教えてくれていたので、計画的に使えばよかったのに、失念していました。むー。みなさんもご注意を。
2011/04/15
文強勢についての書評
文強勢についての書評 "Review of Syntax of Sentential Stress by Arsalan Kahnemuyipour" を書きました。日本英文学会の Studies in English Literature, English Number 52, 222-231 に掲載されています。発行日は3月1日ですが、着いたのは一昨日でしたね。「ファイル」に元原稿をアップしました。
2011/03/29
オンライン学会報
2009年の9月にパリで行われた学会の報告書がオンラインで公開されました。サイトは仏英2カ国語です。
http://makino.linguist.jussieu.fr/idp09/actes_fr.html
http://makino.linguist.jussieu.fr/idp09/actes_en.html
僕も Prosody of Positive and Negative Conjunctions という拙論を掲載してもらっています。通りのカフェで、セルカークさん、ブレイクモアさん、トゥルッケンブロットさんと4人で食事をしたのが、いい思い出です。すごい面々。
2011/03/02
関係詞の that は接続詞である
昨年の3月に紀要に書いた「関係詞の that は接続詞である」という小論をやっとアップしました。左の「ファイル」をクリックして、そこからダウンロードしてください。
英文法の論文も書いてますよね、と研究者の方からときどき言われます。はい、講義をしていると気になって考えて、せっかくだから書いておこうと思うのです。英語教育の役に立って、将来の高校生さんが英語をもっとわかってくれるようになったらと考えています。
2009/08/01
Tauya語の属格名詞と語順の普遍性
紀要に書いた「Tauya語の属格名詞と語順の普遍性」をアップしました。左の「ファイル」からダウンロードしてください。パプア・ニューギニアの言葉なんですけど、行ったことがなくて恥じています。昨日、初めてパプアの人に会ってお互いにたどたどしい英語で話しましたが、言語が800あるそうで、日本は1つだと言ったらびっくりしていました。こっちがびっくりなんだけど。当然、Tauya?知らないな、と言ってました。ううむ。
2008/11/17
論文刊行予定
来年3月刊行予定の論文集に僕のも載せてもらえそうです。チョムスキーも来たキプロスでの学会の一部です。ありがたいこと。目次はまだなので名前はありません。ほんとに大丈夫かしら?
Grohmann, Kleanthes K. (ed.). Explorations of Phase Theory: Interpretation at the Interfaces. (Interface Explorations). Berlin: Mouton de Gruyter.
http://www.degruyter.de/cont/fb/sk/detailEn.cfm?isbn=9783110205213&sel=pi
2008/07/08
博士論文2006
世界の言語学者のメーリングリスト、リングイスト・リストから僕の博士論文の要旨が配信されました。実は、そうと知らず、ただデータベースに保存されるだけと思って、要旨を数日前にポンと投稿したのでした。お恥ずかしい。世界中にメールが行っちゃいましたね。どーっと汗。
ともかくも、ファイルは、左の「ファイル」をクリックして「ファイル検索」に「博士論文」と打って探してください。1年以上前にアップしたので、かなり下の方にあるのです。ご面倒をおかけしてすみません。パート1から3に分かれています。
また、改訂版をひつじ書房さんから、Syntactic Structure and Silence: A Minimalist Theory of Syntax-Phonology and Silence として今年2月に出版させていただきました。修正されている、こちらの方をよろしくお願いいたします。
ひつじ書房さんの広告は、
http://www.hituzi.co.jp/books/395.html
Amazon などでも取り扱っていただいています。
2007/12/26
Symmetry and Asymmetry in the Syntax-Phonology Interface
日本音韻論学会編『音韻研究』第11号 (2008年3月刊) の最終原稿をアップしました。
Symmetry and Asymmetry in the Syntax-Phonology Interface
という題で、日本語と韓国語の複合語の音韻現象から、枝分かれ構造の非対称性を論じています。左の「ファイル」からダウンロードしてください。間違いなどにお気づきの方は、tokiアットsapporo-u.ac.jp にご連絡下さい。提出は1/6ですのでお願いします。
2007/08/26
Do OV languages have simple syllable structure?
パリでの類型論学会のアブストラクトをアップしました。左の「ファイル」をクリックしてダウンロードしてください。
Intrasentential Prosody
ジュネーブでの談話韻律学会の予稿集論文をアップしました。左の「ファイル」タブをクリックしてダウンロードしてください。
2006/12/23
博士論文提出版
博士論文 (Linearizing Structure with Silence) 提出版をアップしました。左の「ファイル」からダウンロードできます。3つの pdf ファイルに分けてあり、その1が pp. i-x, 1-70、その2が pp. 70-150、その3が pp. 151-239です。 それぞれ 868 KB, 656 KB, 920 KB で、印刷すると時間がかかるかもしれません。
2006/12/08
謝辞
夕方までかかって訂正・印刷した博士論文を製本所に出しました。雪で渋滞して間に合うかどきどきしたけど、なんとか。これで論文は僕の手を離れ、後は再来週、提出しに飛行機に乗るだけとなりました。ミスが見つかって受理されない可能性もありますが、まあともかく。
論文の完成まで、たくさんの方々のお力をいただきました。先生方、先輩、友人、そして家族。論文冒頭の謝辞にお名前をあげさせていただきました。左の「ファイル」にアップしておきます。もしお名前がもれている方がいらっしゃいましたら、お知らせ下さるかご勘弁下さいますよう。恥ずかしながら出版も考えておりますので、その際にと思います。みなさん、どうもありがとうございました。ではこれから乾杯することにします。
2006/06/11
InterPhases スライド
キプロスでの学会、InterPhases で使ったパワーポイントのスライドをアップしました。左の「ファイル」からどうぞ。スライドショーを実行してアニメーションを楽しんで下さい。作るのにすごい時間かかってます。もっと内容に力を入れるべき・・
2006/06/10
キプロスのハンドアウト
キプロスの学会でのハンドアウトがアップされています。僕のはFriday, 19 May 2006のところです。
http://www.punksinscience.org/kleanthes/InterPhases/program.htm
左のファイルにも置いておきます。途中とばして全部は発表していないのですけど。
2005/12/12
論文が出版されました
「ファイル」に#27として最終稿をアップしていた論文 "Prosody and phrase structure without labels" が English Linguistics 22:2 に掲載され、出版されました。レビューアーをはじめ、多くの方々に感謝申し上げます。
2005/12/07
「逆接の音韻論と句構造」
10月発行の紀要に論文を発表しました。2003年に日本言語学会で口頭発表したものです。左の「ファイル」から「研究論文」29をダウンロードして下さい。
2005/10/09
論文27の修正版をアップしました
昨年の日本英語学会シンポジアムで発表した”Prosody and phrase structure without labels”の修正版をアップしました。これで最終だと思います。左の「ファイル』をクリックして27をダウンロードして下さい。ご意見を下さった方、チェックして下さった方、ありがとうございます。
2009年頃にやっていた研究があって、いちおう論文を書いたのですが、ずっと、公表しないままにしていたものがあります。今さらなあ、とは思うのですが、当時は当時なりに、一生懸命調べて考えたものですから、その記録として自分で編集している冊子に載せたいと考えました。で、この3連休は、形式を整える作業をしています。もう25年も経つけど。