カテゴリー : 言語学者
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2022/07/28
グロータース神父
2018/04/25
ハリデイ先生
Michael Halliday 先生が亡くなられたことをメーリングリストで知りました。英語のイントネーションや情報構造の研究で知られた方です。僕は大学院生か助手の時に、夏の東京(ICUだったか)での集中講義で教えていただきました。千葉の実家から三鷹まで通って大変でしたが、夢のような貴重な時間でした。僕の名札の漢字表記を見て、シーチーチウフウと中国語読みをされたのをよく覚えています。そう読んじゃうんだよ、と言っておられました。最近の英語学研究では、あまり引用されることがなくなりましたが、僕の中には大きく残っています。今、少しずつ書いている本の中でも、取り上げさせていただこうと思っています。
2014/08/28
それでも楽しい
服部四郎先生の『日本語の系統』をネットの古本屋さんで買いました。「はしがき」の文章が心に響きます。ずっと研究してきたが、諸問題が解決できない、日暮れて道遠しどころではない。それにもかかわらず、私は非常に楽しい。という一節。学問の進歩を見て、自分も仕事をして行くのがこよなく楽しい、と。いいですねえ。
2014/08/21
ポリワーノフ
アルタイ諸言語を調べているうちに、20 世紀前半のセルゲイ・ポリワーノフまで辿り着きました。村山七郎編訳の『日本語研究』を読んでみると、僕が今考えていることが書いてある (p. 176, 182)。うおお、参った。
ライデン大学の学会でいただいたコメントや面白かった発表を考え直しているところです。行けて良かった。
2014/08/02
池上二良先生
週末の朝スタバで MacBook Air に入れている PDF の言語学大事典、ツングース諸語の項を読む。著者は池上二良先生、北大で言語学概論と言語学演習で教えていただきました。僕は英語英米文学専攻だったので、直系ではないのですが、言語学研究室での少人数の演習は勉強になりました。後々ツングース諸語に関係するなんて、そのころは夢にも思わなかったので、惜しいことをしました。それでも、何か僕に伝わっているものはある気がします。だから感謝の気持ちを持って、この分野も研究してみようと思います。
2012/06/08
原口先生
原口庄輔先生ご逝去の連絡を昨夜いただきました。長い間、いろいろな場所で、よくしていただいて、ありがとうございました。ご冥福をお祈りいたします。悲しい。
2009/08/28
100マイルマラソン
HHさんを三宮で、IMさんを関空で見送って、そのまま札幌に戻るところです。IMさんは70を優に超えていると思うのですが、100マイルマラソン完走シャツを着ていました。160キロですよ。聞けば、最近は遅いから28時間でゴールするんだ、って。しかもずっと登り。信じられない。いやあ2週間前に走っていて転んであばら骨が2本折れたのがまだ痛いんだよ、と。それでアメリカからドイツに行って戻って1日休んだだけで日本に来ますか?本当にすごい人、穏やかな言語学者でした。ぼくなんか何もしないのに、この6日でくたくたです。
日本で言語地理学を広めたグロータース神父。実は、言語調査で千葉に来て、実家のみどりや旅館に泊まったことがあるのです。いや、僕はその時、もう札幌に来ていたので、四街道で会うことはできませんでした。ある時、電話で父が「このあいだ外人が自転車に乗ってやってきて、泊まってったわ。ことばの研究をしているんだとか。グロータースって言ってたっけな」と。うわ、それは。
それから長い時が経ち、僕も言語地理学に興味を持つようになったのでした。不思議な縁。