2021/01/27

マダラ底はえ縄漁の構造

ポスト @ 21:53:49 | 言語

 漁業経済評論では、ありません。ニュース記事で「マダラ底はえ縄漁 見送りの公算」というのを目にして、やや、「マダラ底はえ縄漁」とはどういう意味だ?と考えたのです。「はえ縄漁」というのは聞いたことがあるけど、「底」は前について「マダラ底(ぞこ)」なのか、後ろについて「底(そこ)はえ縄漁」なのか。どうも気になるので、ネットニュースで動画を見たところ、後者でした。「はえ縄漁」は水面近くに延縄(はえなわ)を張るので、それを海底に沈めるのが「底はえ縄漁」。それで鱈の一種マダラを捕るのですね。言語学的に構造を示すと
[[マ[ダラ]] [[底 [はえ縄]] 漁]]
となるかと思います。なので、連濁は起こりません。アナウンサーも「そこはえなわ」と濁らずに発音していました。