2008/06/15

AM先生と

ポスト @ 21:56:53 | 雑感

 卒業論文で二重目的語構文を研究しようとして、読んだ天野政千代先生の論文。しっかりとした論述が抜きんでていると、学生ながら、感じました。ご活躍だったので大家を想像していたところ、1993年夏のLSA、オハイオ大学でお会いして、「『地球の歩き方』貸してくれる?」と言われたのが新鮮でした。僕の本を持って、グレートハウンド・バスで旅行に行かれたのでした。
 昨年春に、先生が日本英語学会の会長になられ、僕は昨年末まで大会運営委員長として、また今年4月末の春季大会準備委員として、この1年あまり、会議以外にもレストランや喫茶店でお話させていただき、また頻繁なメールのやりとりがありました。先生が目標とされていた、応募の電子化と春季大会開催の実現をわずかながらお手伝いできたこと。悲しみの中にも救いを感じています。先生の最後の年に、たくさんお話しできたことも。
 「来年は準備委員でなくていいのですよね?」と笑いながら伺おうと思っていたところ。そんな。「時崎くーん」という声が聞こえてきて。切ないです。先生、ありがとうございました。