2024/11/28

図書推薦文

ポスト @ 21:35:27 | 図書

 ずうっと前に頼まれて大学の図書館便りに書いた推薦文を思い出したので、ここにコピーしておきます。これは長編版。
先生が選んだ学生に読んで欲しいオススメこの1冊
ダニエル・キイス著、小尾芙佐訳『アルジャーノンに花束を』(早川書房 1989刊)
 くうっ、と読むたびに声を出して泣いてしまう。頭がいいってどういうこと?しあわせって何?いろんなことを考えずにはいられない。勉強するのは何のため?偏差値中毒になっている(かもしれない)新入生に特に読んでほしい。心のリハビリとも言うべきこの本に出会えることはしあわせだと思うから。本屋でこの本をながめている女子高生とかいると、いつも僕は後ろから、「いいぞー、買えー。」と思いっきり念力をかけているのである。
(外国語学部 時崎久夫)