2018/12/21

10年後20年後の本

ポスト @ 21:03:13 | 研究活動

 このところ頭韻を研究していて、小林路易(るい)著『掛詞の比較文学的考察』(早稲田大学出版部 2001) を知り、大学図書館で借りてきて読み始めました。これは分厚い研究だ。感嘆して、後書きを読むと、この本は10年か20年経たないと分かってもらえない本ですよ、と出版部の人に言ったら淋しそうな微笑をうかべはしたが、という下りがありました。著者は翌年に他界されていて、お話を伺うことはできないけれど、それでも僕はこの本を読むことができます。おっしゃったとおりです。ありがとうございます。