2009/03/20

ほんとうに愛したものは、いつもきっぱりと終わる

ポスト @ 22:54:42 | 講義

 卒業式。掲示板だったころに書いたと思うのですが、いろいろなときに思い出す詩。ネットで検索して、ある方のブログで見つけました。うれしいので、コピーさせてもらいます。遙か昔の、トリスの新聞広告に載っていたもの。作者の方を知りたいです。ご存じの方、お知らせ下さい。

長い放課後がはじまった
早朝のベルを
聞くことはもうなかった
突然の失恋のような
春休みのキャンパスの広さよ
落とした単位
永遠の忘れ物
ほんとうに愛したものは
いつもきっぱりと終わる

あれから何回目の
新しい卒業式
見えない花粉に感染して
グラスを手にした三十男が
センチメンタルなくしゃみをする