2008/05/27

折り目との出会い

ポスト @ 22:36:15 | 研究活動

 夕方6時に大学図書館へ。人気のない書庫で学術雑誌を見ていると、はっきりとした折り目が付いています。あ、これが読みたかった論文だ。誰も手に取ることもないかのようにひっそりと静まっているたくさんの本の中で、自分の前に読んでいる人がいることを知る瞬間。
 漱石も、『三四郎』で、やっぱり図書館で本に書き込みを見つけ、人の学問への姿勢に打たれる、というシーンを書いていたなあ。