2011/11/30

言語の複雑度

ポスト @ 23:36:22 | 学会

 アメリカからメール。来年3月にシアトルで開かれる「形式言語学と言語の複雑度」という学会で口頭発表できることになりました。
http://depts.washington.edu/lingconf/index.php
「〇〇語は簡単で、△△語は難しい」という言い方をよくしますが、一方で、「音や語が簡単なら、そのぶん文法が複雑になり、全体ではどんな言語も複雑さは同じ」という仮説も示されています。さあ、どうなんでしょう、という問題に、機能的観点からではなく、理論言語学から取り組もうという、ニッチな学会です。
 日本で、こんな「隙間」を考えているのは僕くらいじゃないかな、と思いながら、要旨を応募していたのでした。世界でも、わずかなんだろうな、だから通ったんだろうな。ともかく、アメリカは、西海岸形式言語学会 WCCFL のポスター発表以来、1年ぶりなので、楽しみに準備します。