2011/11/28

新しい山

ポスト @ 22:39:40 | 研究活動

 12月の国際音声音韻論会議では、日本語のアクセントについての研究発表をさせていただきます。僕にとっては、登ったことのない新しい山。しかも、これまでに膨大な研究がある高い山。それでも自分の類型論研究から、いつか考えなくちゃと思っていた山です。足腰の弱い僕に登れるのかわかりませんが、とにかく歩き始めることにしました。
 と書いて、また寺田寅彦の「科学者とあたま」を思い出しました。あ、ネットで読めるんだ。
http://www.aozora.gr.jp/cards/000042/files/2359_13797.html
「頭のいい人は見通しがきくだけに、あらゆる道筋の前途の難関が見渡される。少なくも自分でそういう気がする。そのためにややもすると前進する勇気を阻喪しやすい。頭の悪い人は前途に霧がかかっているためにかえって楽観的である。」痛快。